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[イベント実施報告] 令和7年5月31日(土)第18回さとやまでまなぼう「ESDの森活用プロジェクト 下刈り作業体験」を実施しました。
今回は「こまなきの里山」で初めてとなる、「里山の環境保全」をテーマにした下刈り体験や作業道の側溝清掃活動を行いました。
当日は天候にも恵まれ、初夏の日差しを浴びながらの作業となりました。
参加者は11名(2家族6名、個人参加5名)で、地域の方々やスタッフも含めると総勢31名となりました。
まずオリエンテーションをした後に、下刈りの意義や道具の使い方、作業中の注意事項等の説明し、作業を開始しました。作業中は日差しが強く、かなりの暑さを感じました。また、初めて鎌を使う参加者も多く、安全に配慮しながら真剣に作業に取り組んでいました。
下刈り作業は皆さんの予想以上に手際良く進み、予定より早く終えることが出来ました。その後、側溝の清掃も丁寧に行うことが出来、さらに湿地ビオトープの観察を行う時間も確保できました!時間内に怪我や事故もなく終えることが出来たことをうれしく思います。
今回の作業は里山において非常に重要な活動です。
まず、下草刈りによって雑草木を取り除くことで、樹木への日当たりや栄養を確保でき、つる植物の巻き付きや病害虫の発生を抑えることができます。また、樹木の状態が確認しやすくなり、適切な管理が行えるようになります。
次に、里山の林道の側溝掃除は、雨水を適切に排水し道路の崩壊や土砂流出を防ぐ重要な作業です。さらに側溝に土砂が溜まっていると、歩行者が溝に気付かず転倒する恐れもあり、安全面からも欠かせない管理作業です。
今回の体験を通じて、里山の環境を守るために、地域の皆さんが日頃から保全作業に取り組んでおられることを改めて実感しました。高い生物多様性を維持していくには、こうした日々の管理の積み重ねが欠かせないことを、改めて認識する一日となりました。
今回は地元の「こまなきサポーターズクラブ」の皆さんをはじめ、伊万里農林事務所や中部農林事務所の方々、そして森川海斗っくんも参加してくれました。
人・地域・機関を越えたつながりが広がり、とても意義のある機会になったと感じています。
昼食は美味しいシシ汁を頂き、初夏のさわやかな一日を満喫することができました。
次回に向けて、さらに改善を重ねながら取り組んでいきたいと思います。
次回のイベントは7月12日(土)に開催の、「昆虫採集にチャレンジ!!」です。
興味のある方は是非ご参加ください!