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[こまなきの里山通信]  初秋の里山で出会った生き物たち

2023年初秋、ようやく暑さがおさまってきた9月20日にこまなきの里山を訪れました。

この時期の里山を彩るのは真っ赤なヒガンバナ。

アゲハ類はヒガンバナの花が大好きです。

これはナミアゲハ。もっともよく見かけるアゲハチョウです。

これはモンキアゲハ。里山の林縁部でよく見かけます。

ミヤマカラスアゲハはやっぱりきれいですねぇ!

ホバリングしながらヒヨドリバナから吸蜜しているのはホシホウジャク(スズメガ科)。一見ハチのように見えますが、ガの一種です。

渡りをするチョウとして知られるアサギマダラの♂がヒヨドリバナで吸蜜していました。ヒヨドリバナはピロリジジンアルカロイド(PA)という化学物質を含み、この物質がアサギマダラの♂の性フェロモンの合成に不可欠なのでこの花によく集まります。

ニラの花はタテハチョウ類に人気のようです。吸蜜しているのは左からキタテハ、アカタテハ、タテハモドキ。

秋の里山と言えば、やっぱり赤トンボ!ESD湿地ビオトープでは成熟して真っ赤になったマユタテアカネが何匹もいました。

よく似ていますが、こちらはヒメアカネ。日本のアカネ類ではもっとも小さく鮮やかな赤色をした可憐な赤トンボで、主に山間部の休耕田や湿地で見られますが、マユタテアカネに比べると生息地が限られています。

お~!ついに遭遇しました!マムシです。さっきトンボの撮影のために、このあたりを何度も行ったり来たりしましたよ~!背景の色と同じなので気づかずにうっかり踏みつけることもあるかもしれません。捕食者のヘビがいるということは豊かな自然環境である証ではあるのですが、ESD湿地ビオトープは子供たちの自然体験の場なので気を付けなくてはいけませんね。

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